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MINAMI(下羽南)オーボエ・マルチプレーヤー 最新記事
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リード
20年以上前に作ったファゴットのリードケースです。
![]() 蓋を止める金具は真鍮板で作成、リードを挿すところもステンレス針金で作りました。 開け閉めボタンが取れてしまってます。修理せねば。 ![]() メンテナンス用に外せます。 ![]() 蓋は曲面仕上げ。ホゾも組んである。もう記憶にはないですが、ずいぶん凝ってます。 ![]() オーボエのリードケースは出来合いの箱を使った超手抜き。これは何かの記念グッズの箱だったと思います。 ![]() これももらった缶。Filter Tip ってなんでしょう。 ![]() リードケースじゃないけど、自作ファゴットキー。 ファゴット始めた時に使ってたフォックスレナードのカバードキーが気に入らず、リングキーを自作。パイプも含めて真鍮板から作ってます。錆びちゃってますが。このころは彫金をやってました。 MINAMI スポンサーサイト
シェーピングと糸巻き(その1)の続きです。前回は舟形ケーンまで作りました。
糸が綺麗に巻けるようにするため、舟形ケーンの端っこを斜めに削ります(多少削りすぎてもOK)。 ![]() 2つ折りの状態で真鍮のワイヤー(0.3mm)を上から27mmくらいのところに緩めに巻きます。 ![]() マンドレル ![]() ![]() マンドレルはチューブの形に合わせて色々あります。 ![]() ただし一番右はファゴット用、その隣はイングリッシュホルン用 そしていよいよマンドレルに差したチューブに、2つ折りの舟形ケーンを差し込みます。 ![]() このあと、チューブの形にケーンを合わせるため、太めの糸で下から上に向かって仮巻きします。チューブの先端あたりでワイヤーをキッチリ締めます。この時舟形ケーンの両脇に隙間ができないように、ケーンの位置を調整します。 ![]() 糸の左の方は机に固定されています。 仮巻き糸を外し、今度はワイヤーの少し下から上に向かって巻いて行きます。ワイヤーまで来たら折り返してケーンが隠れるまで巻きます。 ![]() ![]() 糸がチューブの先端を越えないように! 縛って糸を切ります。後で切りやすいように先端を薄く削り、ワイヤーを外して糸の結び目に透明マニュキュアを塗ってバラけないようにしたら糸巻き完了! ![]() リード乾燥台(板に釘打っただけです)に立てて、2,3日乾燥させます。 ![]() ということで糸巻きまで終わりました!なんだかだんだん説明が細かくなってきた。 続きはまたいつか! ※注) ここに書かれている作り方は、あくまでMINAMI個人のやり方を紹介しているものです。作り方や考え方は奏者によりものすごく異なる場合もあります。このやり方が絶対だとか他が間違っている、とか言うつもりは毛頭有りません。ここの記事もほんの参考程度でお願いします。 MINAMI
興味のない人にはどうでもいい(ってどんな話題もそうだけど)リード作りの話です。
ツイッターにもつぶやいたけど、最近むかーし仕入れて放っておいたリードの材料を引っ張り出して整理しはじめました。良さ気なのは使ってみます。 その第1弾。2000年10月と書いてあるM.ギース。あまり良くなくて放っておかれましたが、10年以上たった今はどうでしょう。意外と見た目が良さそうなので何本か巻いてみました。 こういうのを丸材と言います。葦です。 手順は、 1)R測定と見た目チェックで合格の材を縦割りにする。 2)ガウジングしてカマボコを作る。→ガウジングマシン参照 3)水につけて沈ませる。30分以上沈まなかったのはNG。 4)二つ折りにしてシェーピングし、舟形材にする。折り曲がり方で選別。 5)チューブに糸で巻きつける。 6)乾燥させる。 7)メイキングマシンにかける。 8)手削りで完成。 2)までは、4年前の記事「ガウジングマシン」に書いたので、今更ながらその続き。 水に沈んだカマボコ材を、中心に切れ目を入れて折り曲げます。 中心に切れ目を入れる時に使うのがイーゼルという工具。 私のは真鍮で自作した自慢のイーゼル。磨くとピカピカ! ![]() 自作イーゼル これにカマボコ材を乗せて、中心に両刃ナイフを当てて転がしながら浅い切れ目を入れます。 ![]() イーゼルから外して2つに折り曲げます。 そしてリードの型を取るシェーバー登場 ![]() シェーパーに2つ折りしたカマボコ材を挟んで、カッターナイフで型を取ります。 ![]() そして出来たのが舟形ケーンといいます。 ![]() 今日は時間が無いので続きはまたいつか! ★明日は神代植物公園、バラ園テラスです! 詳細はスケジュールで!来てね! MINAMI
ドイツのお店にガウジングマシンの替刃を注文しようとホームページを見ていたら
謎の物体が。思わず一緒に注文してしまいました。 ![]() 何でもらったか覚えてないのですが、立派だったのでなんとなくとっておいた箱があります。 ![]() ![]() これに先程の謎の物体を貼りつければ ![]() たちまちオーボエ用オリジナルリードケースの出来上がり! お店はここ↓です。日本語ページもあって便利。 http://www.oboe-shop.de/de/ MINAMI
ずっと前に書いた記事リード研究に出てきたガウジングマシンとかカマボコ材って
何?という質問をいただいたのでちょっと書いてみます。 丸材からリードを作るときに欠かせない工具がこのガウジングマシンです。 丸材を割って、内側を削る、いわゆる丸刃のカンナです。 長年使ってきたガウジングマシンをようやく刃研ぎ、調整に出しました。 精密加工の丸刃なのでなかなか自分では研げないんですよね。 ![]() ミヒェルのガウジングマシン ![]() 丸材(葦を乾燥させた物、直径約10mm) これを縦に割ってちょうど良い長さに切ると ↓ ![]() こんな風になります。 そしてガウジングマシンで内側を削ると ↓ ![]() こうなるわけです。 私の場合は中心部の厚さが0.56~0.58mmくらいに なるようにしています。 この状態をカマボコ材と言います。 興味のない人にはどうでもいい話ですね。 気が向いたらここからリードになるまでを書きます。 だいぶ後に書いた続き シェーピングと糸巻き(その1) 2011/9/18 シェーピングと糸巻き(その2) 2011/9/30
ちょっとマニアックな話です。
この写真はイングリッシュホルン用リードです。 わかる人にしかわかりませんが、なんか変ですね。 実はファゴット用リードの作り方で作ったチューブレスリードなのです。 音色はほんわかした柔らかい音がしますが、音程がとれません。 まだまだ研究しなければ実用にはならないでしょう。 実際これを作ったのは何年も前なのですが、それ以来、ほったらかしです。 またそのうち研究したいものです。 なんでこんなものを作ったのかというと、イングリッシュホルンはリードと楽器との 間につなぎ目が多すぎるような気がしたからです。 確固たる根拠があるわけではないですが、なんとなくつなぎ目は少ない方が いいような気がします。 オーボエの場合、ケーン・チューブ・楽器、とつながっていますが、 イングリッシュホルンの場合は、ケーン・チューブ・ボーカル・楽器、と 一個余分に入ってます。 さらにチューブとボーカルが金属同士というのがなんだか気に入りません。 ボーカルを使うファゴットの場合は、ケーン・ボーカル・楽器、となっているので、 ファゴット形式にしてみたらどうなるのか、という好奇心から作ってみました。 当然こんなシェーパーもないのでハンドシェイピング。 さらに通常のイングリッシュホルンよりずっと長いケーンが必要ですが、 そんなガウジングマシンも無いので、2枚のカマボコを合わせて作りました。 |
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