世の中には想像を超えたマニアが存在する。
世界一のブラームスマニア(当社調べ)は、
ブラームスの辞書というブログの管理人に違いない。
このブログを書いているのは、私の友人であり自称ブラームスオタクで、ついには「ブラームスの辞書」という本を自費出版してしまった超ブラームスマニアである。
本のあとがきに「ブラームス専用音楽用語辞典」とあるように、ブラームスの作品に登場する音楽用語をすべて抜き出し、アルファベット順に並べて解説を付けた辞書形式となっている。各音楽用語が、どの曲にどんな状況で何を意図して使われているかなどを、自分で作った膨大なデータベースを元に説明されているのだ。
「辞書の形を借りたエッセイ」とも書いてあるが、単なる主観やイメージと違い、膨大な客観的資料をベースにした主張は、大きな説得力を持っているように思う。
ブラームス好きの人にはぜひ読んでもらいたい本である。
ブログでは「のだめカンタービレ」に登場するブラームスもすべて網羅されている。
ほんのわずかに登場する楽譜から、どの曲のどの部分かを推察したりしていて面白い。
実物はもっと分厚い感じです。
・・ですます調が変だとの指摘を受け語尾修正(3/31)