
新潟市体育館には福島県から沢山の人が来ています。
体育館の中に入ると、目の前に毎日の様にテレビで見てる風景が広がっています。
そして、想像以上に静かな空間です。
この場所で私達の演奏は、どんな風に響くのだろう。
ここにいる方達にどんな風に聞こえるのだろう。
けれど、一曲目のアメージンググレイスのオーボエの音が鳴った瞬間、
その思いは吹っ飛びました。
私達のいつものコンサートをしよう。
体育館の隅の方からも、拍手が聞こえて来ます。
立ち上がって、じっと見てくれてる人もいます。
ありがとう。
私の心の中にふと湧いてきた言葉です。
世の中では私達の今日の演奏を、慰問演奏と表現するけれど、
少し違う気がしました。
沢山の思いを心に抱えている方達が、心の隙間で私達の演奏を聞いてくれている。
そんな皆さんに私達の方が、感謝の気持ちです。
帰りに寄ったスーパーにこんなポスターがありました。
MIKI