土曜日は知り合いが何人かいる「アンサンブル J ファイナルコンサート」というのを聴きに行ってきました。札響の岩崎さんがソリストのリヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲と、フラ4です。時間が無くてオーボエ協奏曲しか聴けませんでした(ごめんなさい!)。すばらしく豊かなオーボエの音がホール中に響いていました。
50小節以上におよぶソロフレーズを一拍の休みもなしに吹き、さらにそのフレーズの最後の部分で最高潮に持っていかなければならない体力勝負の難所が、曲が始まってすぐに現れます。最後の4拍3連を吹き終えたところで、思わず拍手したくなりました。
オケも難曲ですが名手が多いらしく、オケに現れるソロなどは見事にこなしていました。ちょっと弦が厚すぎる部分や、オケがソロの後から着いていく感じに聞こえたところもありましたが、全体には良い演奏だったと思います。
オーボエ奏者的な聴き方になりますが、オーボエは真ん中のCが解放なため、良い音が鳴りにくいのです。しかし岩崎さんのオーボエは、そのCがむしろ他の音よりよい響きがするくらいに鳴っていました。私もあんなCが鳴らせるように練習と研究をせねば。