シェーピングと糸巻き(その1)の続きです。前回は舟形ケーンまで作りました。
糸が綺麗に巻けるようにするため、舟形ケーンの端っこを斜めに削ります(多少削りすぎてもOK)。

2つ折りの状態で真鍮のワイヤー(0.3mm)を上から27mmくらいのところに緩めに巻きます。

マンドレル

という千枚通しの先が鈍ったような道具をアルコールランプで熱して、2つ折り舟形に刺して形を丸く整えます。

マンドレルはチューブの形に合わせて色々あります。
ただし一番右はファゴット用、その隣はイングリッシュホルン用そしていよいよマンドレルに差したチューブに、2つ折りの舟形ケーンを差し込みます。

このあと、チューブの形にケーンを合わせるため、太めの糸で下から上に向かって仮巻きします。チューブの先端あたりでワイヤーをキッチリ締めます。この時舟形ケーンの両脇に隙間ができないように、ケーンの位置を調整します。
糸の左の方は机に固定されています。仮巻き糸を外し、今度はワイヤーの少し下から上に向かって巻いて行きます。ワイヤーまで来たら折り返してケーンが隠れるまで巻きます。

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糸がチューブの先端を越えないように!縛って糸を切ります。後で切りやすいように先端を薄く削り、ワイヤーを外して糸の結び目に透明マニュキュアを塗ってバラけないようにしたら糸巻き完了!

リード乾燥台(板に釘打っただけです)に立てて、2,3日乾燥させます。

ということで糸巻きまで終わりました!なんだかだんだん説明が細かくなってきた。
続きはまたいつか!
※注)
ここに書かれている作り方は、あくまでMINAMI個人のやり方を紹介しているものです。作り方や考え方は奏者によりものすごく異なる場合もあります。このやり方が絶対だとか他が間違っている、とか言うつもりは毛頭有りません。ここの記事もほんの参考程度でお願いします。MINAMI