ちょっとマニアックな話です。
この写真はイングリッシュホルン用リードです。
わかる人にしかわかりませんが、なんか変ですね。
実はファゴット用リードの作り方で作ったチューブレスリードなのです。
音色はほんわかした柔らかい音がしますが、音程がとれません。
まだまだ研究しなければ実用にはならないでしょう。
実際これを作ったのは何年も前なのですが、それ以来、ほったらかしです。
またそのうち研究したいものです。
なんでこんなものを作ったのかというと、イングリッシュホルンはリードと楽器との
間につなぎ目が多すぎるような気がしたからです。
確固たる根拠があるわけではないですが、なんとなくつなぎ目は少ない方が
いいような気がします。
オーボエの場合、ケーン・チューブ・楽器、とつながっていますが、
イングリッシュホルンの場合は、ケーン・チューブ・ボーカル・楽器、と
一個余分に入ってます。
さらにチューブとボーカルが金属同士というのがなんだか気に入りません。
ボーカルを使うファゴットの場合は、ケーン・ボーカル・楽器、となっているので、
ファゴット形式にしてみたらどうなるのか、という好奇心から作ってみました。
当然こんなシェーパーもないのでハンドシェイピング。
さらに通常のイングリッシュホルンよりずっと長いケーンが必要ですが、
そんなガウジングマシンも無いので、2枚のカマボコを合わせて作りました。
AUTHOR: らんま
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IP: 210.141.250.153
DATE: 05/03/2006 23:09:46
わたしらフルート吹きは,頭部管を削るなんて考えたこともない。。楽器屋さんや,研究者ならヤスリでゴシゴシってのもあるけどね。毎日大きめのカッターもってリード削るか~。細かい仕事や。B型のわたくしにはとうてい真似ができませんです。